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目次

デイケア・プリスクール

デイケアとは日本の
託児所のようなところ

デイケアとは日本の託児所のようなところで、公立・私立のデイケアが多数あります。アウトドア・インドアでの遊びや、ゲームのほか、英語教育に力を入れているデイケアもあります。プリスクールとは小学校入学前の子供たちが通う、幼稚園の様な場所です。数字や読み書きなどの教育に力を入れているところから、アクティビティで社会性や協調性を養うことを重視するところなど多種多様です。受入れ年齢や英語力、時間、内容などはデイケア/プリスクールによって異なります。

海外の教育方針はどんなもの?

モンテッソーリ教育

医師であり教育家であった、マリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法で、「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」が前提となっています。 子どもの自発性を重んじ、お子様の知的好奇心が自発的に現れるよう、子どもに「自由な環境」を提供することを重視した教育です。その教育法の確かさは、現代の大脳生理学、心理学、教育学などの面からも証明されており、100年以上経った今でも世界中で指示され、現在世界140以上の国にモンテッソーリ実践園が存在していると言われています。

レッジョ・エミリア教育

イタリアのレッジョ・エミリア発祥で、ローリス・マラグッツィという社会心理学者がレッジョ・エミリア教育の基礎を創ったとされています。 1991年に発表された”世界で最も優れた10の学校”によって世界から注目を浴びることになりました。子どもを”子ども”として扱うのではなく、一人の人間として接するというのが前提の教育方針で、また、子供にカリキュラムを与えるのではなく、子どもたちの興味に合わせてカリキュラムを組んでいくのが特徴です。

デイケアとプリスクール、
キンダーガーデンの違いとは?

デイケア

デイケアはお子様を朝から夕方まで預けることができる、託児所のような場所です。海外では出産後すぐに仕事復帰する女性が多く、共働きの家庭も多く、デイケアの利用は一般的です。 受入年齢:0歳~5歳

プリスクール

プリスクールは日本の保育園にあたります。幼稚園(キンダーガーデン)が始まる前の準備として、通学させるのが一般的です。デイケアと比べると時間が短く、午前だけ、午後だけなど、プリスクールにより異なります。多くのプリスクールでは、「学習」カリキュラムが設けられています。 受入年齢:3歳~4歳

キンダーガーデン

日本の幼稚園のことで、主に小学校に併設され、学校の一貫と考えられ、先生は教師の免許を持っています。カナダでは5歳の子どもたちが通い、日本と違い1年のみです。カナダでは、キンダーガーデンへ1年遅れて入園する「レッドシャーティング(Redshirting)」と呼ばれるシステムもあります。 受入年齢:5歳

入学条件

デイケアではトイレトレーニングが済んでいなくても受け入れが可能で、デイケアによってはトイレトレーニングも実施してくれます。一方、プリスクールでは、トイレトレーニングが済んでいる必要があります。 その他、予防接種の受診や予防接種記録の提出が必要となります。国によって予防接種の種類も異なり、ハワイではツベルクリンを現地で受診する必要があります。

日本との違いは?

カナダ・ブリテッシュコロンビア州を例に日本との違いを見ていきましょう。
学年の違い
年齢日本の学年BC州の 学年
0歳保育園 Daycare ※5歳まで可能
1歳
2歳
3歳幼稚園 年少 Pre-School ※4歳まで可能
4歳年中 KindergartenJunior Kinder
5歳年長Senior Kinder
6歳小学校 1年ElementaryGrade1

※地域や施設により受入年齢は異なります。

教師と生徒の比率

カナダは州ごとに決まりがあり、教師1名に対して生徒の人数が下記のように決まっています。お子様一人一人に目が配ることができ、しっかりと教育やケアが行き届く環境です。

<日本> 教師:生徒
0歳児 1:3
1~2歳児 1:6
3歳~5歳 1:20
4~5歳児 1:30

<カナダ・ブリテッシュコロンビア州> 教師:生徒
0~2歳児  1:4
3~5歳児  1:8

施設

カナダのデイケア・プリスクールにはキッチンがあるところがほとんどです。お子様のスナックやランチ、場所によっては朝食も用意してくれます。そのため、日本のようにお弁当を持参するところは少なく、また、お弁当を持参する場合にも、冷蔵庫で保管したり、電子レンジで温めて食事の時間に出してくれます。また、ナップルームがあり、4歳くらいまでのお子様はお昼寝の時間をとります。 また、日本では机に座って行うアクティビティが多いのに対し、床の上やベランダ、机と自由にアクティビティを行います。机に座って行うアクティビティもありますが、日本のように強制して机で行うことはなく、もっと自由にのびのびと出来る環境です。

イベント

日本では通常、運動会や学芸発表会などの大きな行事は年に数回ありますが、カナダの場合はありません。デイケアやプリスクールで行われる行事はクリスマスなどの季節に合わせたイベント、また誕生日の時は、保護者がカップケーキなどを生徒全員分持参してお祝いすることが多いです。

1日の過ごし方

フルタイム保育に加え、パートタイム保育もあり、保護者の都合に合わせて週に数回にしたり、午前だけ、午後だけといった預け方も出来ます。必ず登園、帰宅は保護者が送迎を行います。

デイケア/プリスクール 1日のサンプルスケジュール

時間内容
6:00~9:00登園
9:30~10:00サークルタイム(お話の時間)
10:00~10:30ミュージック
10:30~11:00言葉遊び
11:00~11:30外遊び
11:30~12:00学習の時間:社会
12:00~12:30ランチ / 午前の部 お迎え
12:30~13:00お昼寝
13:00~13:30読み聞かせの時間
13:30~14:30自由時間 / 午後の部 お迎え 
14:30~15:00学習の時間:サイエンス / 算数
15:00~16:00サークルタイム & おやつ
16:00~17:00外遊び、ダンス、自由時間
17:00~17:30お迎え

※学校によって異なります。

一貫校のサンプルスケジュール

時間内容
6:00~9:00登園
9:00~9:30サークルタイム(お話の時間)
9:30~10:00学習の時間:算数 / STEM
10:30~11:00学習の時間:言葉遊び
11:00~11:30学習の時間:アート / ミュージック
11:30~12:00学習の時間:社会 / 宗教
12:00~12:30ランチ
12:30~13:00お昼寝
13:00~13:30学習の時間:体育 / ライブラリータイム(図書館で過ごします)
13:30~14:30読み聞かせの時間
14:30お迎え 
14:30~18:00アフタースクール
※別途料金 (自由時間 / 外遊び / 読み聞かせ など)

※学校によって異なります。

おすすめデイケア/プリスクール

カナダ ノースバンクーバー

外国人や英語が喋れないお子様も積極的に受け

緑豊かなノースバンクーバー地区にあるデイケアで外国人や英語が喋れないお子様も積極的に受け入れてくれます。ビルの1Fにある非常にきれいで広いデイケアで、部屋はミュージックルーム(ダンス、バレエ、ヨガや昼寝に使用される)、大型TVがあるシアタールーム(5時から5時半まで親が迎えに来るまでTVを見せたり、こちらも昼寝に使用される)、アートルームなど目的に応じた部屋が多数あります。それぞれの部屋にインターコムがあるので、昼寝から起きて泣き出した場合などすぐにスタッフがかけつけるので安心です。 サイエンス、アート、数学、言葉、フランス語など日々しっかりとしたカリキュラムに基づいて運営されており、1日2回あるアウトドアアクティビティでは、野外の遊び場が非常に広く自転車等遊具も充実しています。

ハワイ ホノルル

ハワイのオアフ島に5校舎構えるプレスクール

ハワイのオアフ島に計5校舎構える2003年にオープンしたプレスクール。いずれの建物も、とてもキレイで設備も充実しています。NECPA(National Early Childhood Program Accreditation)の認定校ということもあり、幼児教育において一定水準を 満たす教育内容、サービス、施設を備えているプレスクールです。友達作りなど社会性を高めるとともに、社会的、身体的な子供の成長を促し、想像力を豊かにする教育を心がけています。6ヶ月から6歳と幅広いお子様を預かっており、年齢ごとに分かれたクラスでのカリキュラムは幅広い分野を学べるよう、整えられています。

オーストラリア・ケアンズ

楽しく健康的な環境で成長を手助けすることに注力

オーストラリア・ケアンズにあるこちらのデイケアは、ダウンタウンへも近く、空港やハイウェイにも近い大変便利な場所にあります。 こちらのデイケアでは、単にお子様をお預かりするだけでなく、お子様が楽しく健康的な環境での成長を手助けすることに力をいれております。アクティビティでは、水泳やヨガ、サッカーなどのスポーツをはじめ、ガーデニングで植物の基本的な栽培方法について学んだり、アクティビティを通してお子様がたくさんのことを体験し、楽しみながら学べる環境が整っています。

スペシャルケア (学習障害・ADHD・ASD)

近年、スペシャルケア(学習障害・ADHD・ASD等)を必要とするお子様の親御様からの親子留学のご相談を多数頂きます。 日本での「教育の在り方」への疑問や、他のお子様と異なることを理由にお子様の可能性を狭めたくない、といった親御様からの現地デイケアや現地校への留学のお問い合わせが増えています。スペシャルケアと言ってもお子様により程度はさまざま。ことばの遅れやコミュニケーションが苦手であったり、特定のものへの強いこだわりや注意力が散漫で落ち着きがないなど… 海外経験豊富な弊社カウンセラーが丁寧にカウンセリング、お子様に合った学校やプログラムをご紹介いたします。

「生徒一人ひとりの個性やユニークな部分を尊重」する教育姿勢

デイケアをのぞいてみると、机につかない子供、算数の時間に絵を描く子供など、日本と比べると、みんながばらばらのことをしているように見えます。しかしながら、そういった行動に対し、教師は生徒を怒ったり、みんなと同じ行動を取るように強制しません。異なるバックグランドを持つ子供たちが多いため、文化や思考、風習を押さえつけるような教育は行っていません。生徒一人ひとりの個性や、それぞれのユニークな部分を尊重し、大事にしているため、集団行動を強制させることはありません。生徒それぞれの発達段階や現在の状況に合った援助を考え、生徒が自由に、自分の好きなことに取り組みながら自然に学んで行けるように、お手伝いをします。

スペシャルケアが必要なお子様向けの
デイケア/プリスクール

カナダ バンクーバー

教師と生徒比率1:5、1クラス最大20人

カナダ、バンクーバーにあるこちらのプレスクールでは、モンテッソーリ教育に基づく様々なプログラムが開講されています。お子様の興味から好奇心を引き出し、そこから学びを得ること、そして学ぶことの楽しさを教えることがこちらのプレスクールでの教育方針です。様々なバックグラウンドを持ったそれぞれのお子様が、それぞれのペースで学ぶことを尊重し、安心して学ぶことのできる環境づくりに努めています。 生徒それぞれの発達段階や現在の状況に合った援助を考え、生徒が自由に、自分の好きなことに取り組みながら自然に学んで行けるように、お手伝いをします。

スペシャルケア

事前インタビューが必要です。プレスクールが、教師だけではがサポート出来ないと判断した場合は、BI (Behaviour Interventionist)と呼ばれるアシスタントスタッフを付ける必要があります。 発達障害や特別なサポートが必要なお子様も、可能な限り、他のお子様と同じすべてのアクティビティに参加できます。(グループプロジェクトや、音楽、算数、サイエンス実験など)

1日のサンプルスケジュール

8:30〜9:20読書、ライティング練習 (月ごとのテーマに沿って勉強します)
9:20〜9:30片付け
9:30〜10:30サークルタイム(音楽、ダンス、ディスカッション)、スナックタイム
10:30〜11:30学習の時間:社会 / 宗教
11:30〜12:30ランチ
12:30〜13:30お昼寝
13:30〜14:30アート、サイエンス(実験)、算数(月ごとのテーマによって変わります)
14:30〜16:00スナックタイム、ゲーム、アクティビティ

デイケア、プリスクールのことならお気軽にご相談ください

お子様の個性やご希望に合わせて、お勧めの学校をご紹介致します。海外留学への道は誰にでも開かれています。